新しい一年が始まりました。
戦地では依然として多くの血が流れ、不条理な苦しみに喘ぐ人びとが、傷つく子どもたちが絶えません。
同じ空の下の悲しい涙を思い、本年は公式での新年のお祝いは控えさせていただきます。
（新年のお祝いをされる方への批判の気持ちは一切ございません）
一刻も早い停戦を求めます。
既に傷つき、過酷な環境下で生きる方に、安らぎが訪れますことを
2024という数字がこれからの歴史の中で救いの意味を持つことを祈ります。
一昨年ごろから歌うという行為に否応なく平和への切望を持ち始め、祈り続けても夜は明けず、やりきれない思いの中、けれどやはり歌うこと祈り続けることしかできない日々が続きました。
どんどん深刻を増す世の中に何度心が挫けたか知れませんが、生きている限り逃げられない現実がそこにあり、ならば“続ける”ことしかできないと何度も何度も悟ります。
できるときにはデモストレーションやムーヴメントへの参加を。
そうでなければ歌手としての立場上は歌い、そして、祈りを捧げることを。
この繰り返しを諦めない姿勢が平和へのひとつの礎になると信じています。
いつもあたたかな応援をくださる皆様に於かれましては、本年も変わらず、祈りと音楽をともにしていただけましたら幸いです。
大切な皆様の日々の安穏を心より願っております。
笑顔あふれる一年となりますよう。
広瀬美句